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急性爪囲炎

[2024.01.27]

こんにちは。院長の牧野です。

最近よくみるのが爪囲炎です。「ひょうそ」とも言ったりします。急性と慢性がありますが、最近多いのは急性爪囲炎です。爪の周りにささくれや、癖で爪を噛んだりしていると発症しやすく、爪の周りが発赤腫脹して痛みがでます。膿がたまって黄色くなっていることもよくあります。

原因は、爪の周りの皮膚にできた傷から細菌が侵入して発症する感染症です。乾燥して手が荒れてくる今の時期に増えやすいと考えます。原因菌は黄色ブドウ球菌や化膿性連鎖球菌が多く、抗菌薬を内服すると軽快します。ただし、膿がある場合は疼痛も強く、骨への感染もしやすくなるため早めに排膿したほうがよいでしょう。特に糖尿病など免疫が低下している方は要注意です。

予防には、皮膚に傷を作らないように、ささくれをむしったり、爪を噛んだりせず、保湿剤を塗るなどスキンケアが大切です。

指全体が膿で覆われた方も見たことがあります。見た目は少し腫れているだけでも、排膿すると思わず多量の膿が出てくることもあります。我慢せずに早めの受診をお勧めします。

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