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爪水虫

[2022.08.23]

こんにちは。院長の牧野です。

水虫は正式には白癬という真菌(カビ)です。皮膚の水虫には、抗真菌薬の塗り薬が有効です。しかし、爪の水虫となると話は変わります。

この患者様は爪が白く濁っていたり、爪が浮いていたり、爪が変形したりしています。爪をとって顕微鏡でみると白癬菌がいました。

爪用の塗り薬もありますが、まだ効果は十分とは言えず、より確実に治そうと思うのなら内服する必要があります。

以前は、爪がきれいになるまで1年以上内服することもありましたが、最近の新しい薬では、12週間(3か月)内服で済むようになりました。肝障害の副作用がわずかですがあるので、ときどき血液検査で肝機能チェックが必要でしたが、新しい薬は内服開始後5-6週間時点の1回で済むのでかなり楽になりました。

写真の患者様も、きれいな爪が伸びてきていてとても満足されています。

抗真菌薬内服は肝障害の副作用や飲み合わせの問題があって、面倒なことがありますが、ほとんどの方は内服可能だと思いますので是非ご相談ください。

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