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魚の目

[2023.09.17]

こんにちは。院長の牧野です。

足の裏の痛みで来られる方が多くいらっしゃいます。ほとんどの方は魚の目が原因で、自分で何とかしようと市販の貼り薬を貼ったり、自分で削ってりしています。また、皮膚科で処置をすることも御存知ない方もいらっしゃって、受診の際に「こんなことで受診してすみません」と言われることもあります。魚の目は、ちゃんとした皮膚科の疾患で全然恐縮する必要ありません。堂々と受診してください。

魚の目は、足の裏にできる硬い皮膚病変で、医学的には「鶏眼(けいがん)」といいます。ひどくなると、痛くて歩けなくなることもあります。さらに、魚の目の深いところに出血していることもあり、さらにひどくなると膿瘍を形成し細菌感染していることもあります。また、小児にできる場合はほとんどがウイルス性のイボで、削ったり、むしったりすると拡大することがありますので、お子さんの魚の目を見つけた場合は安易に触らず皮膚科受診することをお勧めします。

魚の目の原因は、手足の特定部位に圧力が何度も加わることで、皮膚が防御反応として硬くなることで生じます。合わない靴を履いたり、足が変形したり、擦れたりすると生じます。

治療は、厚くなって硬くなった皮膚を除去します。当院では、カミソリの刃で硬くなった箇所を大きく削った後、魚の目の芯を医療用注射針でくりぬきます。ひとつひとつ丁寧にしますので、結構時間がかかります。両足に多発している方はとても時間がかかりますので片足ずつさせていただくこともあります。まれに「芯をとれば再発しませんよね」と言われますが、決してそんなことはありません。原因を取り除かなければ残念ながら再発してしまいます。芯をとると痛みがすっきり取れますので、どうぞ魚の目が痛い方は受診してみてください。もちろん、痛くなくても気軽に受診してください。

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